2015年5月5日こどもの日。SLOP、今日から本格始動します!
といっても、世間はゴールデンウィークですね☆
ま、僕は今のところ、そういうことおかまいなしで苦笑
仕事と自己研鑽に時間を投資しようと思います。
今、掲げてる事業内容、これは僕が顧客に対して貢献するための
「意図的戦略」で、仕事を取り組んでいるうちに見直しや軌道修正はあるだろうなと考えています。
そういうの、「創発的戦略」っていうんですね。
イノベーションオブライフにそんなことが書いてありました。
昨日、両親の話を聞いていて、「創発的戦略」のことを思い出しました。
両親に独立の報告をちゃんとするため、京都へ。
や、なんか緊張したんですが、あまり深く考えないように。
淡々と事情を説明しました。
心配しつつも応援してくれることに感謝。
自営業をしている両親から経営や家族について話をしてくれました。
父は寿司職人。
心構えや顧客に対する考え方は分野が違っても
共通することはたくさんあります。
(夜中まで話に付き合ってくれてほんとありがとう!)
創業28年目。二人ともまだ現役。
繁華街でなく住宅地の、あんなに小さい店で、3人の子どもを育てたこと。
あらためて尊敬しました。
お店を存続させた功労者は、母ですね。
(もちろん、父の腕があっての寿司屋なのですが!)
これまで勤めた経験のない主婦が、職人のめざすお店のあり方について
素人目線であれこれ切り込んでいったこと。
勇気がいることだったと思います。
父はいわゆる職人気質で、頑固な人なので。
簡単にですが、母の提案した「創発的戦略」を一部紹介したいと思います。
波がはげしい店内飲食
父はどうやら腕に自信があったようで。
美味しいお寿司なら田んぼの真ん中でもお店をやって行ける
という考えの持ち主でした。
開店当時はそこそこよかったみたいですが次第に低迷。
理由は、カウンター含め20席もないので、キャパシティが小さいこと。
住宅地なので、夜は家族連れが主なお客さん。
寿司なので、リピート率も高くありません。
テイクアウトもやってたみたいですが、店構え的に認知されてなかったようです。
店内飲食だけでは集客の波がはげしい立地でした。
そこで、母は出前をすることと、近隣のスーパーに納品することを提案。
父はやり方にこだわりがあり、乗り気でない様子。(店のことでよくケンカしてました。)
スーパーへの交渉、配達用の車や桶等の備品の調達。アクションは母が率先してとることとなりました。
配達も母担当。チラシも手書きで用意して配達のついでにまいたりしました。
販路が拡大したおかげで、お客さんに利用されるきっかけが増えました。
配達用の車に店のロゴや電話番号をでかでか掲載することで認知向上にもつながったと考えられます。
(子どものころ、ちょっとそれが恥ずかしかったのですが…)
素人目線はシンプル
作り手の考えは、どこか一方的なところがあるんですよね。
これまでやってきた経験値や、こだわりがあるから素直に考えられない。
これは、僕も教訓として胸に刻もう。(どちらかというと、性格は父に似て頑固。)
母は単純に、主婦目線で“こうなったら便利だろうな”というところで考えたんだと思います。
「創発的戦略」は、状況を把握すれば、意外とシンプルなのかもしれません。
それを形にするまでが大変なのですが。
さらに借金を抱える決断は重かったと思います。
父を説得して実行に移した母のリーダーシップに感謝。
「創発的戦略」、もちろん、はじめの志や計画の「意図的戦略」は大切です。計画通りにやってみて、うまくいかないなら
こうした方がもっとよくなるんじゃ…と思うことは、素直に取り入れてみようと思います。
さ、プレゼン資料の作業に取りかかろう!
この資料も、関係者に見てもらって、いろいろ意見を聞いてより良くしようと思います。